「棒高跳のパフォーマンスを上げたい」
本ブログでは、パフォーマンスアップに必要なことを、
専門的技術、スポーツ科学や筆者自身の考えなど様々な観点から紹介していきます。
棒高跳の局面構造
「棒高跳のパフォーマンスを上げたい」、
そのために、まずは棒高跳の一連の流れを局面に分解し、
パフォーマンスアップのヒントを各局面から抽出してみましょう。
本ブログでは、以下のような局面に分けます。
「助走→踏切→ポール湾曲→ポール伸展」
下図に各局面をまとめました。

助走局面
助走局面で最優先事項は、踏切時に最高速度を出せる助走をすることです。
ここは水平跳躍種目(走幅跳や三段跳)と共通してます。
また、「ポールを持って走る」ため、
踏切に向け、いかにしてポールを降ろしていくか、
「ポールドロップ」が非常に重要です。
助走局面についての詳細は、次回の記事で取り上げます。
踏切局面
踏切局面での心得は、「高い&速い踏切」です。
「高さ」と「速さ」をどう生み出すのか。
以下のようにバランスをとってみましょう。
「高さ」→ハロー、パノートメントステップ
「速さ」→助走速度、踏切方向(意識ベース)
踏切局面については、別の記事で紹介します。
ポール湾曲局面
棒高跳で最も注力されているのが、この局面だと思います。
この局面の卓越性がその選手の特徴として捉えることが多いはず。
(人によっては、記録向上よりも空中動作を追求し続ける人も、、)
この局面で重要なポイントは、
「クリアランスまでポールに力を加え続ける(強く曲げ続ける)」ことです
エラスティック、リアライン、スイングなど
様々なテクニックがあります。
ポール湾曲局面についても別の記事にて紹介します。
ポール伸展局面
伸展局面で重要なことは、
「クリアまでボックス方向へポールに力を加え続けようとすること」
ポールに効率よく力を加えようとすると、
自ずと動作は定まるはずです。
また、バーをクリアしなくては記録になりません。
どれだけ上手く高さを生み出しても、クリアが下手だともったいない。
効率のよくバーを越える姿勢が大切です。
この記事についても、別の機会に紹介します。
まとめ(大切なこと)
今回は、棒高跳を複数の局面に分けました。
次回以降、それぞれの局面についての詳細をアップしていきます。
ですが、最も大事なことは、
各局面の特徴やテクニックを分析した後、
全てを「流れ」として行うことです。
1局面ごとに、「ブツ切り」するのは最大のNGです。
流れるように、踊るように1つのまとまりを目指しましょう。
コメント